理想の大学生活よ!
日夜ネット上で俺は、犬と闘ったり、ポエムを綴ったりしている。
だが実際のところ、大学生活はパッとしない、名前で呼んでくれる人はいないし、基本はぼっちでそこいらをフラついている日々だ。スタートで転けたので仕方ない。
とは言っても何やかんやで、そこらへんでご飯を食べたりトイレで休んだりしてそこそこ楽しんでもいる。
だがね、「それだけじゃあ満足できませんよ」、もっと華やか大学生活を送りたいですよ、旦那。
何事もプランは大事です、さっそく理想の大学生活の日常を考えてみよう!
鳥の囀りが聴えた。🦃(オハヨーー‼︎)
「ふぁーあ、良い目覚め、すごい交感神経の元気なほうが働いている」
俺の朝はそこそこ早い、フカフカなコスタリカの何かしらの毛で出来たベッドから起き上がると、カーテンを開け日光を浴びる。
「主人、お目覚めのようで、本日の朝食はいかがなさいますか?」
じいやがいい感じのタイミングで部屋に来た、彼は長年我が家に仕えてる感じだ。こういうのってじいやの子供はどう思ってんのかな、無粋な考えなのかな。
「脂身のないタイプの牛肉を焼いたやつと、サラダと、あとパン、食パン以外のやつを頼む、なんかドイツっぽいやつ。」
俺は飯を食うためのでかい部屋に向かう。じいやは先程ダッシュでメイドとかに料理の内容を伝えにいったため、すでに食事は用意されている、えらい。
「この世の食材に感謝を込めて、いただきます。」
朝飯は1人で食う、他人がいるとだるいし。あとでかいモニターでザ・山男を観る、そこそこ面白いから。
「ごちそうさまでした」
朝風呂をキメると、いい感じの服に着替え玄関に向かった。
🐎(ヒヒーーーン‼︎パカラッ)
ん?驚かせてしまったかな?普段から愛馬"James Paul McCartney"と共に大学へ向かっているんだ、片道三時間くらいかな。風が気持ちよくて、きっぱりと目が覚めるんだ、それに彼は良い話し相手だしね。
情報や人工物の多いこの現代社会で、こういったナチュラルな音や…インスピレーションに浸ることが出来るっていうのは、新しいギターのフレーズを考える中で、とても大事なことなんだ。それを生活の一部に組み込めていることがありがたい。
大学に着く少し前に友人やなんか色々と落ち合う。あとすっっっっっっっっごいモテてるから、近くの他大学から老若男女問わずプロポーズしてくる、TPOをわきまえてくれ(周りに大学がたくさんある)。あと後ろからオレンジを投げてくれるおっさんがいる、別に今日は試合はない。(どこかしら産の種馬でもないよ笑っていつも思っちゃいますよね)
大学(キャンバスは絶妙な広さでかつ綺麗、そんでもってバトミントンのコートが62面ある。)の講義では真ん中ちょい後ろ左サイドの席を陣取る(←この位置は大学生にとってかなり理想的)。
お前この時代にそういうタイプの肩にかけるのないぞっていうカメラを常時携帯していてパーマメガネくたびれた白シャツで何故か2000〜2008年までのニコニコ動画とアニメの知識にだけ詳しくて秋葉原のあのバカ狭い通りでコンデンサとかを買うタイプの友人
HPの減少量に応じて攻撃力の上がるスキルとスリップダメージの組み合わせでハメが強い友人
リザードマン
トリコについてめっちゃ詳しくてユーモアに富んだ友人
IQが2万くらいある友人
と時折下らない会話を交わしながら、講義を受けているよ。(友人は皆面白くて話題は尽きないんだよ、とても最高だね)
昼ごはんの時間になると、学食を占領するね。
そうしていつもの500000星シェフや給仕を手配する。
「刺身、みたことない野菜のサラダ、謎の料理、ルンダン、杏仁豆腐、炭酸水。」
昼食は1人に限る(できれば他人の目のないとこがいい、はずいから)
その後は、影武者に講義を受けさせるよ、僕はパンピーの大学生と違ってやることがあるからね。
街に繰り出すと、大声で叫ぶんだ、周りの人の目線が最高さ。
うん、警察が止めに入ったらどうするのか…?レスターに電話をして手配度を下げてもらうさ。(レスターは僕のネット友達、アメリカに住んでいるんだ、もちろんチャットは英語さ…)
あぁ…失敬、話が逸れてしまったね、大学をサボって何をするのかって話だね、うーん…君たちのいうバイトってやつかな?
「何々?お前は金持ちなのにバイトをするのか?だって?御曹司なのに?ふふふ、そうだね。お金のためじゃないんだね、これが。後で分かるさ、多分。」
バイトの後はね、「そうそう、スマホでtiktokを流し見して一休みさ、案外普通な感じかもね…みてる動画は…君と一緒、かな、龍が如く」。
ん、そろそろかな、「僕のバイトの内容ってさ、人を楽しませることなんだ。
例えば、誰かの妄想に乗ってあげて、気分を良くさせる、そうしたらどんどん心を許してくれる。
相手の趣味趣向に時折寄せてあげるのがコツでね。そうするとお客さんは僕と話すのが楽しくなる。
お客さんは出来れば孤独な子がいいんだよね、居なくなっても誰もが自然と忘れるような。それでいて現実に不満がある子…
特別なエネルギーが主食なんだ、集めるのがめんどくさいんだけどね。」
他の仲間達はうまく他に食べられるご飯を見つけるとか、人が耐えられる量だけ食べるとか、人間社会でやってるみたいなんだけど…‥僕はいくら探しても見つからなくて、その上大食いだから、完食しちゃうんだよね。
さ…