特殊スキル→バイトする→思い出し笑い→残飯→木曜9時→次の日イマココ
ごめんなさい、半分嘘
家の大きさは、二人で住むと手狭に感じるほどだった。男はチラ見しながら若干引いているが、奴隷にとって床で飯を食うのは慣れたものであった。
おれ「スープとご飯をおんなじ量くらいで混ぜて粉チーズかければ実質リゾットみたいなもんだな」モグモグ
奴隷「カコォ‼︎バキッバギキッ‼︎モサキュッギッギッバリッ‼︎」←石かってレベルで硬くなったフランスパンを食っている。
おれ「もっと静かに食えないの?」
奴隷「はぁ…すいません…カコォ‼︎メリメリメリッモシャモシャ‼︎」
おれ(そういえば、歯とか取れたら保険効くのかな…てか奴隷に保険証とかあんのか?それとも人じゃないので動物病院みたいな感じ?ひどくね?てか動物に効く薬って人にも効果あんのかな、そういえばこち亀でペット用かなんかの下剤を両さんが飲んでピンチみたいな回あったよな、ってことはやっぱ人は人用がいいってこと?でもこいつ絶対保険証持ってないよね?えーーっと、保険効かないと料金10倍くらいだっけ?3倍くらいだっけ?高いな?薬ってもしかしてすごい?)
おれ「スープにつけて食べていいよ、それにゆっくり食べなさいな。それに床で食べると汚いよ、あとそのパンやっぱ賞味期限切れてるから食わんくて良いよ。あとちゃんとお風呂も入ってね」
奴隷「!あ…ありがとうございます!😘」
おれ(奴隷って顔文字使って良いんだ…妙に腹立つな)
暗殺者みたいなスプーンの持ち方をしていたことにはやっぱり引いたが、男は初めて嬉しそうな奴隷の姿を見て、心が温まったような気がした。